「もともと上手くない」山里亮太に監督が痛烈ダメ出し
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が17日、都内で行われた映画『パワーレンジャー』の公開アフレコイベントに俳優の勝地涼、広瀬アリスと共に出席し、消沈する一幕があった。これまでに声優経験がある山里は、アフレコ前に先輩として勝地や広瀬にアドバイスをしたというが、監督から「セリフにまったく気持ちが入っていない」とまさかのダメ出し。勝地からも「山里さんは山里さんだったな~」という発言を受け、しょんぼりしていた。
本作は、日本の「スーパー戦隊」シリーズを英語版ローカライズしたテレビドラマを、ハリウッドが総製作費約120億円をかけてリブートしたアクション大作。レッド・レンジャー役に勝地、ピンク・レンジャー役を広瀬が務め、パワーレンジャーたちをサポートするおしゃべりなロボット・アルファ5の声を山里が担当する。
この日はマスコミの前で初めて声を披露するということで、勝地も広瀬も非常に緊張している様子だったが、山里は声の仕事の経験も多く、控え室では頼もしい先輩としてアドバイスをしていたという。しかし、実際に公開アフレコが始まると、監督は「収録よりいいぐらい」と勝地と広瀬を絶賛したが、山里には「もともと上手くないんですから、上手くやろうと思わないでください」と強烈なダメ出し。
そんな山里に、勝地や広瀬は「緊張していたけれど、山里さんがいてくれたから頼もしかった」とフォローするも、山里のアフレコについて感想を求められると勝地は「山里さんは山里さんだったな~」とつぶやく。それを聞いた山里は「それ一番言っちゃいけないやつでしょ。俳優さんってお芝居の引き出しがたくさんあるからすごく上手だけれど、俺の庭には小箱が1個置いてあるだけ。『おはようございまーす』しかない」と自虐的に語っていたが、監督からの「気持ちが入っていない」というダメ出しには、「ロボットの役なので感情を削ってみようという役づくりだったんだけどな」と反論していた。
ピンク・レンジャーを務めた広瀬は声優初挑戦。「声だけでお芝居をするのはとても難しかった。収録初日は落ち込んで家で大反省会をしました」と振り返ったが、山里から「ピンク・レンジャーは世界中の男の子のあこがれだよね」と言われると「恋してもらえれば……」とはにかんでいた。(磯部正和)
映画『パワーレンジャー』は7月15日より全国公開