「anan」ヌード先越される?ぽっちゃり猫・金時、大野拓朗にとって脅威の人気ぶり
俳優の大野拓朗が20日、角川シネマ新宿で行われた映画『猫忍』初日舞台あいさつに天才猫・金時くんを抱きかかえながら登場し、会場を大いに盛り上げた。この日は佐藤江梨子、藤本泉、麿赤兒、船越英一郎、渡辺武監督も出席した。
2014年、「猫×時代劇」という異色のコラボで話題となった『猫侍』のスタッフが、今度は「猫×忍者」をテーマに再集結した新作『猫忍』。江戸の街を舞台に、幼い頃に別れた父の面影をぽっちゃり猫に見いだし、“父上”と名付けて一緒に暮らし始める若き忍者が、秘伝の巻物を探す全国道中に繰り出すさまを描き出す。
“父上”を演じる日本猫の金時くんは、4歳のオス。今年1月から放送されたドラマ版「猫忍」がデビュー作となるが、その愛らしさからオファーが相次いでいるそうで、早くも売れっ子猫としての存在感を高めているという。そんな金時を抱きかかえた大野は、「愛おしいですね。かわいすぎるでしょ」とその魅力にすっかり陥落した様子。金時との仕事についても「名優ですよ。台本を読んでいるんじゃないかというくらい、ストーリーに即した芝居をするし、泣く芝居もアドリブだというのに泣いたり、基本的におとなしいし、NGもほぼなく、順調に撮影が進みました」と絶賛した。
撮影当時の金時くんは体重8.5キロのムッチリボディーだったというが、現在はやせて7キロ台に落ちたという。撮影当時を振り返った佐藤は、「わたしの子どもが14キロくらいあるんで、金時を片手で抱き抱えるシーンがあっても全然平気ですと言ったんですが、実際はずっと片手で持つのは大変なくらい重かったですね」と笑いながら述懐。麿も「何を隠そう、芝居の役作りは金時からヒントを得ました。僕はジーッと動かない役なんですが、ジーッとしているのは金時がうまい。金時のおかげでああいういい芝居ができたんです。金時は先生ですよ」とちゃめっ気たっぷりに付け加えるなど、金時くんの存在が俳優たちに大きな刺激を与えていたようだ。
そこから船越がMCを務めるテレビ番組「ごごナマ」(NHK)に出演している“ネコ編集長”の話に。「実はネコ編集長、金時くんと同じ事務所に所属しておりまして。最近、編集長と金時も女性誌『anan』に取材されましてね。人気者だから」という船越の言葉に、大野も思わず「先に金時にヌードをやられるかもしれないですね」と笑っていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『猫忍』は角川シネマ新宿ほか全国公開中