『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファン、デロリアンで時速88マイル出して…御用
アメリカ・カリフォルニア州サンタクラリタに住む『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のファンが自動車デロリアンを運転し、スピード違反で警察に捕まった。29日(現地時間)にアメリカのテレビ局KTLAが報じた。
デロリアン型のタイムマシンが時速88マイル(時速約140キロ)に達することでタイムスリップできる本作を真似て、スピードを上げてしまったのは同シリーズ好きのスペンサー・ホワイトさん。KTLAの報道によると高速道路を走っていたホワイトさんは母親と一緒に車に乗っていて、気づくとスピードメーターが時速85マイル(時速約137キロ)まで上がっていたそう。隣の母親に「88マイルまで上げてみれば? やってみようよ」と言われるがままに加速して「2秒だけ88マイルで走った」というホワイトさんだったが、後ろを見るとそこにはパトカーがいた。
警察官にスピードが「88マイル出ていた」と言われ思わず笑ってしまったというホワイトさんは、「その警察官の人も笑っていて、時速88マイルと表示されたスピードガンを持ってきて『写真撮る?』って聞いてきたんだよ」とインタビューで明かす。そして「みんな笑っていたから、もしかしたら見逃してくれるかも」という考えも一瞬頭によぎったそうだが、しっかり約400ドル(4万4,000円・1ドル110円計算)の罰金を科せられた。
「フラックス・キャパシター(劇中でタイムトラベルを実現するとされている装置)とプルトニウムがあったなら……」と嘆くホワイトさんは、「スピード違反の切符をもらう前に戻りたい?」という質問に「たしかに戻りたいけど、ほかのデロリアンオーナーたちから『夢の切符だね』ってうらやましがられるよ」と答えている。(編集部・海江田宗)