『この世界の片隅に』ブルーレイ&DVDは9月発売 特典にのんインタビューも
女優・のんが声優を務めるアニメーション映画『この世界の片隅に』のブルーレイとDVDが9月15日に発売されることが1日、明らかになった。通常版と同時に、監督補・画面構成の浦谷千恵が描き下ろした収納ケース&特製インナージャケット仕様の特装限定版ブルーレイも発売され、240分を予定する特典ディスクが封入される。
昨年11月12日に63館規模で公開された本作は、圧倒的な支持による口コミを背景に館数を伸ばし、最終的に累計360館で公開。累計動員199万人、累計興行収入25億8,000万円を突破する大ヒットとなり、第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞をはじめ数々の映画賞を受賞するなど、『君の名は。』『シン・ゴジラ』と並んで大きな話題を呼んだ。(数字は宣伝調べ)
漫画家・ こうの史代のコミックを『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)などの片渕須直監督がアニメ化。戦時中の広島県呉市を舞台に、ある一家に嫁いだ少女すず(のん)が、戦火によって大切なものが消えてゆく中、けなげに日々の営みを築いていく姿を描く。片渕監督は6年の歳月をかけ、戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、クラウドファンディングで資金提供を呼び掛け制作に着手した。
限定版ブルーレイに付属する特典ディスクには、すずの声を担当した、のんの新規インタビューやメイキング、全国各地で行われた舞台あいさつやトークイベントの様子を収録。特製の100ページブックレットと共に、『この世界の片隅に』が歩んだ道のりを、制作当初から公開時にかけて追うことができる。また通常版との共通特典として、パイロットフィルムや監督・キャスト陣によるコメンタリーも収録される。(編集部・入倉功一)
映画『この世界の片隅に』Blu-ray 特装限定版(9,800円+税)、Blu-ray 通常版(4,800円+税)、DVD(3,800円+税)は9月15日発売