『ワンダーウーマン』レバノンで禁止に…公開直前に決定
映画『ワンダーウーマン』の公開がレバノンで禁止された。公開数時間前に同国の内務省が発表したと Sky News などが報じた。
『ワンダーウーマン』は、女性だけの島で育った好奇心豊かなプリンセス・ダイアナが、人々の争いを止めるため最強の美女戦士ワンダーウーマンとして立ち上がる姿を描いたアクション。2年間兵役に就いていたこともある、イスラエル出身の女優ガル・ガドットが主演を務めており、レバノンとイスラエルは長年敵対関係にあるということで、レバノンでは本作の公開中止を求める抗議運動が起こっていたという。
レバノンの配給会社ジョセフ・チャクラ・アンド・サンズのマネージングディレクターのトニー・チャクラは「この映画はイスラエルと何の関係もありません。宣伝などの費用も掛かっているんですよ。数日前に抗議運動が始まるまでは、何の問題もなかったんです」と不服そうに語っている。
ガルふんするワンダーウーマンは昨年公開の映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場しており、レバノンではその際も公開中止を求める声が上がったが、こちらはそのまま公開されていた。『ワンダーウーマン』は8月25日より日本公開。(編集部・市川遥)