黒柳徹子の仕事と恋を描く昼ドラ10月放送!松下奈緒&山本耕史出演
テレビ朝日系の10月期昼ドラ枠で黒柳徹子の半生を描く「トットちゃん!」の放送が決定し、キャストが発表。黒柳の両親を松下奈緒と山本耕史、幼少期の黒柳をNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013)で注目を浴びた名子役・豊島花が演じる。黒柳本人は「私の家族のことが、ドラマになる。仲が良かった、父と母の若い頃を見られる」と喜びを表すとともに「『トットちゃん』と呼ばれていた、私は、戦争の中で、生きのびる事ができました。何て、ラッキーな人生だったことと、いまさら、ありがたく思う。テレビ女優第1号として、仕事をはじめて以来、64年間テレビに出続けられることが、できました」とエンターテイナーとしてテレビの第一線で活躍し続けた半生を振り返っている。
物語は、黒柳が生まれる4年前、母・朝(ちょう)と父・守綱(もりつな)が運命的な出会いを果たすところから始まる。黒柳の自伝小説「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代から、これまで語られることのなかった“国境を越えた恋”まで、波乱の人生に肉迫する。
あらゆる困難を明るく乗り越えていく母・朝を演じる松下は幼少期に「窓ぎわのトットちゃん」を読みその面白さに衝撃を受けたと言い、「困難な時代でありながらも、こんな夫婦、家族って素敵だなと思って頂けるよう女性らしく、時に強く逞しく、チャーミングなお母さんになれる様、そして黒柳徹子さんの素晴らしい思い出に恥じぬ様一生懸命、妻、母になりたいと思います」と大役への深い思い入れを明かす。
一方、父・守綱役の山本は黒柳本人から話を聞くことで作品にかける思いをさらに強くしたという。「ドラマは完全なノンフィクションではありませんが、実話を描いた作品というものはそれぞれのエネルギーが組み合わさったとき、愛あふれる素晴らしい物語になると信じています」と期待を寄せるとともに「そんな物語を紡いでいく一員として、徹子さんという大スターを世に送り出したお父様になれるよう、真摯に演じていきたい」と意気込みを語っている。
その他キャストに竹中直人、高田純次、八木亜希子、佐藤B作、古村比呂、小澤征悦、高岡早紀、黒坂真美らが名を連ねるほか、元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀かなめがダンサー役で出演。脚本はNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」(1996~1997)やNHK大河ドラマ「功名が辻」(2006)、「セカンドバージン」(2010)などの大石静。(編集部・石井百合子)
帯ドラマ劇場「トットちゃん!」は10月、テレビ朝日系24局にて毎週月曜~金曜、昼12:30~12:50放送
6月9日11時45分追記:見出しに事実誤認がございましたので修正致しました。