ジブリ出身・米林監督『メアリと魔女の花』主題歌はセカオワ!神木隆之介の声も入った予告編も公開
『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』などで知られる米林宏昌監督がスタジオジブリ退社後、初めて手掛けたアニメーション映画『メアリと魔女の花』(7月8日公開)の主題歌に、4人組バンド SEKAI NO OWARI の新曲「RAIN」が決まった。米林監督が「SEKAI NO OWARI のみなさんには絵コンテを見ていただき、作品のことを十分にお伝えした上で主題歌を作っていただきました。完成に至るまでは何度もやりとりしましたが、その結果すばらしい一曲が出来上がり、映画のラストを温かくしめくくってくれました」と語る通り、映画の世界観を見事に反映した、優しくて懐かしさを感じるようなセカオワ流の王道ポップソングに仕上がっている。
メアリー・スチュアートの児童文学を基に、魔女の国から盗み出された禁断の花を見つけた少女メアリの冒険を描く本作。一夜限りの不思議な力を手に入れたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学”への入学を許可されるが、メアリがついたたった一つの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。
昨年末に米林監督&スタジオポノックの西村義明プロデューサーとミーティングをし、重要なシーンを見ながら直々にストーリーの解説を受けて楽曲制作に取り掛かったという SEKAI NO OWARI は「『RAIN』はメアリの心の中を空模様になぞらえて書いた楽曲です。映画を見終わった後、メアリの成長と共に自分も一歩踏み出してみようと思えるような主題歌にしようと、米林監督や西村プロデューサーと話し合いを重ねながら楽曲を作り上げてきました」とコメント。そうして出来上がった楽曲は「はじめて主題歌をエンディングにはめたものを観たとき、暗喩を込めたフレーズのひとつひとつがスッと入ってきて胸にせまりました。悲しみの雨は不意にやってきて僕たちを濡らしますが、そんな中でも力強く歩いていきたいと思えるような、勇気をくれる歌です。これは僕が『メアリと魔女の花』で表現したかったことと同じで、まさに“主題”歌です」と米林監督も大満足の出来となった。
併せて、主題歌「RAIN」を使用した新たな予告編も公開された。メアリ役の杉咲花に加え、少年ピーター役の神木隆之介、エンドア大学の校長マダム・マンブルチューク役の天海祐希ら超豪華俳優陣による声の演技も初披露となった。(編集部・市川遥)
映画『メアリと魔女の花』は7月8日より全国公開
SEKAI NO OWARI の新曲「RAIN」は7月5日リリース