「バットマン」“ブライトナイト”アダム・ウェストさん、白血病で死去
1966年から68年までアメリカで放送されたテレビドラマ「バットマン」でバットマン/ブルース・ウェインを演じた俳優のアダム・ウェストさんが、白血病のため亡くなったと The Wrap などが報じた。88歳だった。
“ダークナイト”と呼ばれる暗い面が強調されがちな映画版のバットマンに比べ、アダムさんが演じたバットマンは楽しく、おもしろいキャラクターだったため、ファンの間では“ブライトナイト”として知られていた。
同ドラマでロビンを演じていたバート・ウォードは声明で、50年以上の親友を失くしたことを非常に残念に思うと追悼。「これまで映画でバットマンを演じてきた素晴らしい俳優陣がいるが、僕にとって本物のバットマンはアダム・ウェスト以外にはいなかった。彼はまさにブライトナイトだった」と言っている。
キャットウーマンを演じたジュリー・ニューマーはPeopleへの声明でアダムさんの素晴らしさをコメント。「頭が良く、ウイットに富み、一緒に仕事をしていてとても楽しい人でした。彼がこの世にいなくなったことは悲しいですが、イマジネーションと創造の世界に残っている彼を大切にしたいと思います」と語り、アダムさんが演じたバットマンは誰もが望んだ父親像だと人に言われた思い出なども付け加えている。
彼の子供たちも声明を出し、「父は常に自分をブライトナイトとして見なし、ファンの人生にいい影響を与えられるよう心がけていました。彼は永遠にわたしたちのヒーローです」とコメントしている。(澤田理沙)