クレイジーケンバンド横山剣、ベテラン歌手も初主演の現場では不安顔
クレイジーケンバンドの横山剣が初主演を務める映画『イイネ!イイネ!イイネ!』のフライングスペシャル上映会が15日、羽田空港 TIAT SKY HALL にて行われ、共演した伊原剛志、中野英雄らが、横山のフレッシュな役者ぶりを明かした。この日は、バンドメンバーと一雫ライオン(脚本)、門馬直人監督、そしてスペシャルライブゲストとして山口智充も出席した。
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本作は、2017年に結成20周年を迎えたクレイジーケンバンドのメンバーが本人役で出演する青春物語。横浜を舞台に幼なじみのケン(横山)、トニー(中野)、ドブオ(伊原)がそれぞれ違う道に進み、さまざまな困難が降りかかりながらも、固い絆によって道を切り開いていく姿を描く。
ミュージシャンとして数々の名曲を世に送り出してきた横山だが、映画主演は初めて。共演した伊原は「歌手としては何十年のキャリアがありますが、役者としては、ブドウのようにとにかくフレッシュでした」と横山の現場での佇まいを振り返ると、中野も「僕はマネージャーとして側にいる役だったのですが、剣さんはセリフを言った後、いつも不安そうに僕の顔を見るのが、とてもフレッシュでした」と追随する。
そんな、フレッシュな現場での立ち振る舞いを暴露された横山は苦笑いを浮かべていたが、ライブのため、ひとたびマイクを握れば渋い歌声で会場を魅了。この日は「漢江ツイスト」「生きる」を披露すると、その後も、詰め掛けたファンから、映画の舞台となった横浜の街にちなんだ曲を、というリクエストに応え「不良倶楽部」「☆☆☆☆☆(ファイブスター)」「逆輸入ツイスト」を熱唱。
さらに終盤では、DJロッキー役で映画に出演している山口が飛び入り参加し「タイガー&ドラゴン」をコラボ。ツインボーカルでシャウトすると客席は大盛り上がり。普段から交流があるという山口は「気持ちよかったです。最高です」と笑顔を見せると「剣さんには仲良くしていただいているのですが、野郎同士、下ネタの感覚が合うんですよね」と目配せしていた。(磯部正和)
映画『イイネ!イイネ!イイネ!』は6月24日より全国順次公開