タランティーノ新作、本当にあった恐怖の連続殺人集団「マンソン・ファミリー」が題材
映画『パルプ・フィクション』『ジャンゴ 繋がれざる者』などのクエンティン・タランティーノの次回作は、連続殺人を行ったカルト集団「マンソン・ファミリー」が題材になりそうだと The Hollywood Reporter が報じている。もし実現すれば、タランティーノにとって初めての実話ものとなる。
シャロン・テートさん& ロマン・ポランスキー監督の2ショット【写真】
未題の本作は、タランティーノが脚本と監督を務め、ハリウッドの大御所ハーヴェイ&ボブ・ワインスタイン兄弟が製作総指揮を担当する。タランティーノはすでに一級の俳優たちと話を進めているそうで、情報筋によると、ブラッド・ピットとジェニファー・ローレンスに面会済みだという。9月の第1月曜日にあたるアメリカの祝日レイバー・デー(労働者の日)ころまでには、キャストが決まるのではないかとみられており、2018年夏ごろの撮影開始を予定しているとのこと。
脚本は仕上げ段階で、その詳細は明かされていないものの、1969年に「マンソン・ファミリー」というカルト集団に殺害された、女優にしてロマン・ポランスキー監督の妻シャロン・テートを中心に据えたストーリーになるそう。
カルト集団「マンソン・ファミリー」は、1960年代末から1970年代初めにかけて、指導者チャールズ・マンソンのもと、「ファミリー」として共同生活を行い、残忍な連続殺人を行った。前述のシャロン殺害事件もその一つであり、当時妊娠8か月であったシャロンが、胎児とともに殺害されるというその残忍性から、アメリカを恐怖に陥れた事件として、今なお語り継がれている。(編集部・石神恵美子)