ET-KINGいときん、肺腺がん公表 ステージ4で脳に転移
音楽グループET-KINGでリーダーを務める いときん(38)が、肺腺がんを患っていることを、3日、グループの公式サイトやFacebookを通じて公表した。6月に健康診断を受けた際に発覚、翌月の細胞検査の結果、ステージ4の進行がんと判明。声明の中でいときんは「リンパ節、そして脳にも転移しております」と告白した。
ET-KING、並びに自身が率いるブルースバンド OSAKA ROOTS の活動は継続されるが、いときん個人として年内のライブ活動は休止。本人は「これから生命力を尽くし、家族、仲間と共に病気と向き合い、治療法を選択し専念していきたいと思っております」とつづった。
現在、いときんは深部静脈血栓症の治療のため大阪市内の病院に入院中。「ET-KINGのリーダー、いち大阪のブルースマン、そしてHIP HOPのトラックメイカーとして、自分の音楽、哲学に向き合い、まだまだ作品を残したいと思っています」と音楽への思いと共に「生きたい!!」とメッセージを発信している。
ET-KINGは1999年に結成され、2006年にメジャーデビュー。2014年には、メンバーのTENNさんが自殺のため亡くなっている。(西村重人)