「娘は性的に暴行された」テイラー・スウィフト母、涙の訴え
歌手のテイラー・スウィフトがDJのデヴィッド・ミューラーからセクハラ被害を受けたとして起こした裁判が始まり、現地時間9日、テイラーの母であるアンドレアさんが「娘は性的に暴行された」などと涙ながらに訴えた。アメリカの各メディアが報じている。
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テイラーは、2013年にコンサートのバックステージで記念撮影をした際、ミューラーがスカートの下に手を入れてお尻をつかんだと主張。ミューラーはこれを否定し、テイラーの誤った訴えによってラジオ局を解雇されたとして300万ドル(約3億3,000万円・1ドル110円計算)の賠償を求めて彼女を訴え、テイラーは反撃するべく逆訴訟を起こしていた。
アンドレアさんは「わたしは何が起きたか、娘の口から聞きました。彼は性的に娘を暴行したのです。そこにいるその男が」とミューラーを指さして証言。「娘はお尻をつかまれたという事実を信じられず、彼ら(ミューラーと同伴者)に来てくれてありがとうと感謝したのです。なぜこんな時にまで礼儀正しくあるように教えてしまったのでしょう」と泣き崩れた。
通報しなかったのは、この事件によってテイラーが色眼鏡で見られるようになってしまうことを避けるため。アンドレアさんは娘からこの件について聞かされたときのことを「怒りを感じると同時に、吐き気がして、涙が出てきました」と振り返った。
テイラーの臀部に手が回っているように見える当時撮影された写真もあるが、ミューラーは彼女の肋骨に自分のこぶしが当たったことしか覚えていないと主張。「確かに手は彼女の後ろに回っていますが、どこに手があったかわからないし、だからこれは事故だったと言っているんです」と証言したという。(朝倉健人)