内田理央、ハリウッド見えた?ジャッキーちゃんとレニー・ハーリンにアクション披露!
ジャッキー・チェンの最新映画『スキップ・トレース』のジャパンプレミアが22日、都内で行われ、本作のメガホンを取った、『ダイ・ハード2』『ディープ・ブルー』などのレニー・ハーリン監督と、ジャッキーの物まねで知られるジャッキーちゃん、女優の内田理央が登壇。ジャッキーちゃんの物まねや内田のアクションに興味津々のハーリン監督は、内田に「すぐにでも(映画出演を)オファーしたい」とご機嫌な様子で語った。
ある犯罪王を長年追っている香港のベテラン刑事ベニー・チャン(ジャッキー)が、ひょんなことからアメリカ人詐欺師コナー(ジョニー・ノックスヴィル)と共に追われる身となり、世界中を旅するさまをコミカルに描く本作。この日は、ジャッキーが劇中でアクションに使用する巨大なマトリョーシカも登場。監督と内田がそのマトリョーシカにパンチをすると中からジャッキーちゃんが突然登場するという演出で会場をわかせた。
ステージに飛び出すや、「拳を痛めたジャッキー」「股間を蹴られて痛がるジャッキー」などを持ちネタを次々に披露するジャッキーちゃんに、ハーリン監督は「ファンタステック! グレイト!」と大喜び。さらに「この映画の続編は東京が舞台になると思います。(彼を起用すれば)予算を削減できるかも!」とニヤリ。
続いて監督は、ジャッキーちゃんの指導を受けた内田のジャッキー風アクションにも即座に反応して「すぐにでもキャスティングしたい。続編で(本作に出演している)ファン・ビンビンの代わりに内田さんを使うとか」と提案。内田は「いつかハリウッドデビューしたい。夢がかないますように」と大喜びだった。
また日本のジャッキーファンを前にしたハーリン監督は、「ジャッキーはエネルギッシュな子供のような人。誰よりも最初に現場にやってきて最後までいる。アイデアも次から次へと出てくる。トーキー時代のチャップリンなどと同じ、唯一無二の存在」とジャッキーを絶賛。「いろんなアクション映画をいろんなアクションスターと撮ってきましたが、ジャッキーに一番似ているのはシルヴェスター・スタローン」とも話し、「プロ意識も高いですし、現場の時間をとても大切にしている」とその理由を説明。「ジャッキーはとても粘り強い性格。だからこそ、魔法のようなアクションを見せ続けることができるのだと思います」と分析していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『スキップ・トレース』は9月1日より全国公開