ノルウェー最悪の惨事…連続テロ事件をポール・グリーングラス監督が映画化
映画『ボーン』シリーズのポール・グリーングラス監督が、世界を震撼(しんかん)させたノルウェーの連続テロ事件をNetflixの下で映画化するとDeadlineが報じた。
2011年7月22日に、ノルウェーの首都オスロ政府庁舎爆破事件とウトヤ島乱射事件が連続で発生。両事件で77人が亡くなり、第2次世界大戦以降のノルウェーで最悪の惨事となった。この事件を、北アイルランドの血の日曜日事件を題材にした『ブラディ・サンデー』や、米同時多発テロでハイジャックされたユナイテッド93便を扱った『ユナイテッド93』などで、これまでも実際に起きた事件を映画化してきたグリーングラス監督が描く。
製作は、『スティーブ・ジョブズ』のスコット・ルーディン、『キャプテン・フィリップス』のグレゴリー・グッドマンとイーライ・ブッシュなどが担当。グリーングラス監督は脚本も執筆するようだ。予算はおよそ2,000万ドル(約22億円、1ドル110円計算)。撮影は今秋からノルウェーで、ローカルの俳優を雇って行う予定。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)