作家ヴァージニア・ウルフ役に注目の若手女優
映画『マクベス』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』などで注目された若手女優エリザベス・デビッキが、作家ヴァージニア・ウルフさんを描く伝記映画『ヴィタ&ヴァージニア(原題) / Vita & Virginia』で主演を務めると The Hollywood Reporeter などが報じた。
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同作は、ヴァージニアさんと作家・詩人のヴィタ・サックヴィル=ウエストさんの同性愛的関係を描いたアイリーン・アトキンスによる同名舞台劇を基に映画化。アトキンスは今作でメガホンを取る『バーン、バーン、バーン(原題) / Burn, Burn, Burn』(日本未公開)のチャーニャ・ボタン監督と共同脚色もしている。
ヴァージニアさんは1912年に作家レナード・ウルフさんと結婚するが、1922年にハロルド・ニコルソンさんと結婚していたヴィタさんと出会い、恋に落ちてしまう。二人は約10年ほど性的関係にあり、その後もヴァージニアさんが亡くなるまで友人として付き合い続けた。
一時期主演予定だったエヴァ・グリーンが降板し、新たにヴァージニアさん役をエリザベスに任せることになった。そして、ヴィタさんを演じる予定の『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』のジェマ・アータートンと共演する。撮影は9月にアイルランドで行われる。
ちなみに1928年のヴァージニアさんの小説「オーランドー」は、二人の関係を基に描かれた半自叙伝的な小説だといわれている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)