監禁、暴行、毒殺…大牟田一家4人殺害事件に基づく衝撃作、予告編公開
被告である家族4人全員に死刑判決が下った実話に基づく映画『全員死刑』(11月18日公開)の予告編が公開となり、間宮祥太朗演じる次男をはじめ資産家一家殺害に及ぶ極道一家の3日間の一端が明らかになった。
【動画】家族全員に死刑判決が下った実話に基づく『全員死刑』予告編
予告編は、“おわりたいちょー”と称する資産家一家の息子が「チャレンジコーナー」と題した“デラックス・カレー・プール”に入ったらどうなるか? のオモシロ動画を撮影するコミカルな様子から一転、極道一家の次男タカノリ(間宮)が後ろから彼をはがいじめにする衝撃的な場面から始まる。
「俺は一家のためなら何でもする」と使命感に駆られた次男タカノリをはじめ、借金を抱えた極道一家が、近所の資産家の金を奪おうと監禁、暴行、絞殺、毒殺、銃殺と狂気をエスカレートさせていくさまが映し出され、凶悪な犯罪者にふんした間宮の鬼気迫る表情が鮮烈な印象を放つ。エンディングテーマにはメタルコアバンド・HER NAME IN BLOODによる「Answer」が使用されている。
本作は、自らの殺人を武勇伝として語り、現在も死刑囚として投獄中の次男が記した手記をモチーフに、『孤高の遠吠』(2015)などで知られる26歳の気鋭監督・小林勇貴が、『冷たい熱帯魚』(2010)、『凶悪』(2013)のスタッフとともに映画化。極道一家の長男・サトシ役に『ケンとカズ』(2016)の毎熊克哉、父母役にベテラン俳優の六平直政&入絵加奈子、タカノリの恋人役に清水葉月がふんしている。
なお、本作の公開を記念して8月26日からポレポレ東中野で小林監督の過去作が一挙上映される。(編集部・石井百合子)