ネクストブレイク女優・志田彩良、初体験に感激!
女優の志田彩良が16日、都内で行われた映画『ひかりのたび』初日舞台あいさつに登壇し、長編映画の主演という初体験に感激したエピソードを披露した。この日は、高川裕也、瑛蓮、杉山ひこひこ、萩原利久、鳴神綾香、澤田サンダー監督も来場した。
2013年から2015年までファッション雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活躍した志田は、ネクストブレイク女優とささやかれる18歳の新鋭女優。長編映画初主演となった本作では、冷酷非情なやり方で成り上がった不動産ブローカーを父に持つヒロインの奈々を演じている。
志田は「長編映画初主演って人生に一度しかないことなので、本当に貴重な経験をさせてもらいました」と喜ぶと、「何年後かにこの作品を観返すことで初心に戻れるような、自分にとって一生忘れることのない大切な作品になりました」と満足な思いも語ってニッコリ。そんな志田を見つめるMCから、「本編では無機質で無表情なシーンが多かったから、今日こんなに可愛い笑顔なんだなとおばちゃん感激しています」と伝えられると、志田は嬉しそうにそれまで以上の笑みををこぼしていた。
そんな志田と共演した萩原は、「僕の方が年上だけど、すごくしっかりしていた」と明かすと、「チームができ上がった撮影の後半からの参加で緊張していましたが、監督も(志田も)柔軟に受け入れてくださり、短い期間だったけどチームの一員になれたと思わせてくれた素敵なお2人でした」と感謝した。すると鳴神も「(志田は)とてもしっかりしていて自分のことも落ち着いて話すので、本当に高校生なのかなと思って見ていました」と感心しながらコメントしていた。
本作は、ある地方都市を舞台に不動産売買で故郷を食い物にする父と、失われた郷里に焦がれる娘の姿を描いた人間ドラマ。2015年の伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞中編の部で大賞を受賞した澤田監督の原作を基に、その賞金と映画祭を主催する中之条町役場のロケ協力によって制作された。
初の商業映画に挑んだ澤田監督は、「僕が常に思っている『命は金に換算できるんじゃないか』という重めの難しいことをテーマにしたんですが、よく劇場公開ができるまでになったなと思います」としみじみ。そして、「こういう映画をみなさんがどういう風に思われたかをあとでエゴサーチで調べたいので、ご意見やご感想をつぶやいてください」とアピールした。(取材:錦怜那)
映画『ひかりのたび』は新宿 K's cinemaで公開中