無許可だった…「ストレンジャー・シングス」バーに停止命令の手紙
第2シーズンの全世界同時配信を来月に控えたNetflixドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の期間限定バーがシカゴにオープンしたことが報じられたが、無許可だったらしく、Netflixから同バーに停止命令の手紙が届いたとDNAinfoが報じた。
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バーの名前は、ドラマの中でモンスターがいる向こう側の世界にちなんだ“アップサイド・ダウン”。メニューには、超能力を持つ少女イレブン(ミリー・ボビー・ブラウン)の大好物のワッフルや、モンスターの名前デモゴルゴンという飲み物もあり、インテリアはジョイス(ウィノナ・ライダー)がアップサイド・ダウンに閉じ込められた息子ウィル(ノア・シュナップ)と交信するために壁に書いたアルファベットとクリスマスの電飾や、子供たちの秘密基地なども飾られている。
無許可となると、知的財産権をめぐる訴訟が起きてもおかしくないのだが、Netflixはやんわりと注意し、即閉店ではなく、当初予定していた期間を過ぎないようにと寛大な態度を示した。
担当者からの手紙は「バーのオープンを聞いたんだけど」と始まり、「なあ、僕をさげすんではほしくないし、君らが番組をすごく愛してくれたのは最高だと思っている。(第2シーズンはもっとすごいぞ!) ただ、僕がアップサイド・ダウンに住んでいるのなら話は別だが、この期間限定バーについて多分、君たちとは契約をしていないと思うんだ。君たちはとてもクリエイティブな人間のようだから、僕らが創った世界とファンがどう接触するかは僕らにとって大事なことだというのを理解してもらえると思う。この件についてマーティン・ブレナー博士(マシュー・モディーンがドラマ内で演じている人体実験を行う科学者)のようなことはしないが、次のことをお願いしたい。(1)9月末で終わる、当初の6週間の期間を延長しないこと。(2)今度このようなことを企画するときは声をかけてくれること。 僕らはファンを何よりも大事に思っているが、デモゴルゴンは僕らほど寛大じゃないこともある。ママに電話をされたくないだろう」と書かれている。
バーは大人気で連日客が詰めかけているとのこと。10月27日の第2シーズン配信日とハロウィンの週末まで期間を延長したいと考えていたらしいが、バーのマネージャーは恨みっこ無しで閉店することにしたという。(澤田理沙)