福士蒼汰主演『曇天に笑う』に東山紀之!岩倉具視にふんする
福士蒼汰が主演を務める映画『曇天に笑う』に、東山紀之が出演していることが新たに発表された。東山は、政治家・岩倉具視にふんする。
『踊る大捜査線』シリーズなどの本広克行監督がメガホンを取り、唐々煙のコミックを実写化した本作。明治維新後の滋賀県を舞台に、300年に1度復活しては災いをもたらすとされるオロチ(大蛇)をめぐって、3人の兄弟、明治政府の部隊、忍者一族が壮絶な戦いを繰り広げる。
東山が演じるのは、オロチの伝説を調査している右大臣・岩倉具視。要職につきながら、オロチ討伐を目的とした部隊・犲(やまいぬ)を極秘に創立し、オロチ復活を阻止するべく情報を収集している。歴史上の人物である岩倉を演じた東山は「歴史的にみても、非常に影響力の大きく、偉大な方です。初めて演じさせていただけた事は、とても光栄な事だと思います」としつつ、「歴史像に合わせるというよりも、本作での役柄に引き寄せたイメージで臨みました」と役づくりについて語る。
本作には、物語の中心となる曇天三兄弟役の福士、中山優馬、若山耀人ほか、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹らイケメンキャスト陣が集結。本広監督は、そんな中、東山が役の上でも俳優としてのキャリアの上でも、まさに重鎮として映画全体の雰囲気を締める役割を担っていたと明かす。
そして、「東山さん演じる岩倉は、政府直属の部隊・犲の上司として、彼らの戦いを後方からにらむ役どころでしたが、東山さんもまた若手俳優たちの演技をあたたかく、また時に厳しく見守って下さった。彼の眼差しに支えられて初めて、若手の皆さんものびのびと『曇天』の世界で暴れまわることができたのだと思います。まちがいなく、日本映画史上もっとも格好良い岩倉具視でしょう」と本広監督は太鼓判を押した。(編集部・小山美咲)
映画『曇天に笑う』は3月21日公開