麻薬王パブロ・エスコバルの兄、便乗して金儲け?「ナルコス」商標登録申請に停止命令
Netflixドラマ「ナルコス」の第1、2シーズンの題材となったコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの兄が、便乗して金儲けをしようとし、番組プロデューサーから停止命令を突き付けられたという。
TMZ.comによると、ロベルト・エスコバルの会社が“ナルコス”“カルテル戦争”などの単語をアメリカで商標登録申請し、着メロ、サングラス、マグネット、一時的なタトゥー、本のしおり、楽譜など、ありとあらゆる商品を網羅しているという。
しかし、番組側のスタンスは、ヒットとなったドラマ「ナルコス」のほかに、スピンオフとして製作された大ヒットテレビゲーム「ナルコス:カルテル戦争」もあるため、ロベルトに商標登録をする権利はないというもの。
ロベルトの申請書には、1986年1月31日からウェブサイト運営とオンラインゲームの提供で“ナルコス”という単語を自分が使っていると主張しているが、当時のインターネットは音響と映像を提供する能力がなく、オンラインゲームサービスも存在しておらず、詐欺の申請だと番組側は言っている。
ロベルトの会社の代理人は、現在、示談の話し合いがされているとコメントしており、それがそもそもの狙いだったのかもしれない。(澤田理沙)