『リバーズ・エッジ』公開は2018年2月!摂食障害のモデル役ほか新キャスト発表
岡崎京子の同名漫画を、『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督、二階堂ふみ主演で映画化する『リバーズ・エッジ』の公開が2018年2月に決定し、併せて森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨の出演が発表された。俳優・浅野忠信と歌手・Charaの長女で、モデルとして活躍するSUMIREは摂食障害のあるモデルという難役に挑戦。「人見知りな上に役者の経験もほぼ無く緊張していた」とプレッシャーを抱えながら「モデルという職業柄、自分と似ている部分もあって、仕事をしている時の気持ちや他人からの見られ方など、共感しながら演じることができました」と自身と同じ職業のキャラクターを演じた心境を明かしている。
本作は、イマドキの女子高生ハルナ(二階堂)、いじめられっ子の同級生・山田(吉沢亮)、摂食障害のあるモデル・こずえらが河原で発見した死体の秘密を共有し、歪んだ絆を築いていく青春映画。
新キャストとしてモデルの吉川こずえ役にSUMIREが抜てきされたほか、山田に一方的な好意を寄せるクラスメイト・田島カンナ役に『恋と嘘』(10月14日公開)、『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)など新作が続く森川葵。ハルナの恋人で山田をいじめる観音崎にNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016)の上杉柊平、モデルの吉川こずえ役にSUMIRE、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人・ルミに、永瀬正敏と共演する『二人ノ世界』(公開未定)で盲目のヒロインを演じる土居志央梨が決定した。
カリスマ的漫画の実写化に挑んだ行定組を、「現場に行くと黒い渦に飲み込まれるようでした。この渦は、若者ならば誰でも抱えたことのあるような渦で、きっとこの『リバーズ・エッジ』が公開される時には、全国の皆さんの渦と混じり合い、何か大きな影響が出るような気がしています」(森川)、「“生”を感じる手段として暴力に明け暮れる観音崎。ひたすらに孤独で、心は何も受け入れられずにただ放出するだけ。そんな観音崎が僕は好きです」(上杉)、「まさに“平坦な戦場”だった撮影期間、ルミの目を通して見た景色を思い出すと心がヒリヒリ焼けるようです」(土居)とそれぞれ振り返っている。(編集部・石井百合子)
映画『リバーズ・エッジ』は2018年2月、TOHO系にて全国公開