ジョージ・クルーニー、トランプ大統領に「くたばれ」と過激発言 ヒラリーに対する不満も
ジョージ・クルーニーが監督最新作『サバービコン(原題) / Suburbicon』のプロモーションで The Daily Beast の取材に応じ、ドナルド・トランプ米大統領に対して「くたばれ」と過激な発言をした。
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ロサンゼルス・ハリウッドをはじめとした沿岸部の“エリート層”と、そうではない中部の対立をあおっているとされるトランプ大統領について、ジョージは「俺は(米中東部の)ケンタッキーで育った。保険の訪問販売をして、婦人靴を売って、24時間営業の酒屋で働いた。8年間、健康保険なしで暮らすということはどういうことかを理解しながら生きてきた。だから俺がどういうわけか“ハリウッドのエリート”で、金のトイレでクソをするあの男が“国民の味方”だなんてちゃんちゃらおかしい」とばっさり。
そもそもハリウッドに集まっているのは中部からキャリアを求めてやってきた人間がほとんどだとし、「映画を監督するとなったら、それぞれに要求のある七つの組合と意見を一致させ、同じ方向へ向かわせなくてはならない。彼はそんなことをしたことなど一度もない」とトランプ大統領はハリウッドの人たちをバカにしてくるが、自分の方が世の中の実情を知っていると主張。「彼が“ハリウッドのエリート”と言うのを聞くと笑っちゃうよ。俺はハリウッド大通りに星(エンタメ界で活躍した人物の名前が彫られる星型のプレート)を持っていないが、ドナルド・トランプは持っている! くたばれ!」と攻撃した。
さらに、ジョージの不満は、大統領選でトランプ氏に敗れた民主党ヒラリー・クリントン氏にも。クリントン氏を応援してきたジョージは「彼女は大統領に適任だった。だが、だからといって大統領になれるわけではない。(大統領を務めた)彼女の夫より適任だったが、彼女にはコミュニケーションスキルがあまりなかった。これは事実だよ。彼女がスピーチをしても高揚感がなかった」と批判し、そのことにフラストレーションがたまったとこぼしていた。
トランプ大統領とハリウッドの関係においては今年6月、ジョニー・デップがトランプ大統領の暗殺をほのめかし、すぐに謝罪する事態になったことも記憶に新しい。(朝倉健人)