『ブレードランナー 2049』海外メディアが称賛!「前作超えた」の声も!
SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982)の続編『ブレードランナー 2049』のメディア向け試写会がアメリカで行われ、SNS上には「SF映画の傑作」「圧倒的なビジュアル」といった称賛の声が相次いでいる。
新旧ブレードランナーがタッグ!『ブレードランナー2049』予告編
2017年公開作品の目玉といってもいいほど、映画ファンの間で注目されてきた本続編。前作の監督リドリー・スコットが製作総指揮にまわり、『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にもノミネートされたドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンを取った。そんな本続編が海外でメディア向けに披露された。正式な批評の掲載はまだ解禁されていなようだが、『ブレードランナー 2049』をいち早く鑑賞した批評家や記者たちの興奮冷めやらぬ様子のコメントは下記の通り。
「『ブレードランナー 2049』はこれまでに観た映画の中で、最も衝撃的なものの一つとなった。息をのみ、うっとりとさせられる。ドゥニ・ヴィルヌーヴの傑作」(Coming Soon.net、ジェナ・ブッシュ)
「『ブレードランナー 2049』はSFの傑作。最近では見なくなった、深く切り込んだジャンル映画。ビジュアルが驚くべきほど、素晴らしい……この続編はオリジナルよりも良いんじゃないかと思う。それと、ドゥニ・ヴィルヌーヴが今最も刺激的な監督だということを証明した」(Fandango、エリク・デイビス)
「『ブレードランナー 2049』は驚異的。圧倒的なビジュアルを誇り、細く曲がりくねったミステリーを通して、SFとノワールという(オリジナル版の)ルーツが発揮されている。今のところ2017年のベスト映画」(Cinema Blend、エリック・アイゼンバーグ)
「良い知らせ! 『ブレードランナー 2049』は素晴らしい続きであると同時に、オリジナル版を拡張している。あまり期待していなかったけど、大好きになった。(ジャレッド・レトーのことさえも!)」(The Guardian、ジョーダン・ホフマン)
「『ブレードランナー 2049』を観てきたけど、驚異的だった。素晴らしい続編で、ミステリーを保ちつつ、新たなミステリーを加えて、世界観を拡大していた」(Crave Online、ウィリアム・ビッビアーニ)
「『ブレードランナー 2049』はオリジナル版の価値を高めるという稀な続編。素晴らしいパフォーマンスと息をのむようなビジュアル。ヴィルヌーヴ、よくやった!」(We Live Entertainment、スコット・メンゼル)
「みんなドゥニ・ヴィルヌーヴに頭を下げることだろう。彼は不可能をやってのけ、『ブレードランナー 2049』で特大ホームランを打った。素晴らしい。この続編を観るのにオリジナル版を観る必要はない。しかし、観ておけば、より続編を良いと思うだろう」(Collider、スティーヴン・ワイントローブ)
「『ブレードランナー 2049』で言えることは……今こそ(撮影監督の)ロジャー・ディーキンスにオスカーを! この上なく素晴らしいビジュアル」(Torontoist、ジェシー・ホーキン)
ビジュアルの美しさに心奪われた人が大多数であり、中には前作を超えたという意見も。『灼熱の魂』『プリズナーズ』『ボーダーライン』など、独特な映像美と世界観を高く評価され、ファンを増やしてきたヴィルヌーヴ監督だが、今回の海外メディアの反応を見る限り、この続編でさらなる知名度をあげそうだ。
本続編は、前作から30年後の2049年を舞台に、労働力として製造された人造人間“レプリカント”と人間、2つの世界の秩序を崩壊させ、人類存亡に関わる真実が暴かれるさまを描く。30年間行方不明になっていたかつてのブレードランナー、デッカード役でハリソン・フォードがカムバックするほか、新ブレードランナーのK役にライアン・ゴズリング、レプリカント開発に力を注ぐウォレス役にジャレッド・レトーが名を連ねている。日本公開は10月27日。(編集部・石神恵美子)