松本潤、有村架純の“崩れる表情”に魅了
嵐の松本潤と女優の有村架純が27日、都内で行われた映画『ナラタージュ』“一生に一度の恋をした人”限定!スペシャル試写会に出席。松本は、見どころは「架純ちゃんの表情が崩れる姿」と期待を煽った。イベントには、坂口健太郎、行定勲監督も登壇した。
2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生の同名小説をもとにした本作は、高校教師・葉山(松本)と生徒として出会った泉(有村)が、時が経ち再会した後、許されない恋に落ちるさまを描いたラブストーリー。坂口は泉を想う大学生の小野を演じている。
かつてない役柄に身を投じた有村は、「撮影は一年前ですが(今日まで)あっという間だったなと思います」と振り返ると、「公開するまでは(作品が自分の中で)ずっと眠っている感じがあるんですが、公開されると、わたしの中にある『ナラタージュ』がなくなってしまう感じがして、ちょっと寂しいなという気持ちがあります」と現在の率直な思いを吐露した。
一方の行定監督は、10年あまりの歳月をかけたベストキャスティングの渾身作に自信満々で、早く届けたいよう。「恋愛劇は身近な感情を描いていて、決して特別なことではないからこそ、嘘をつかないで演じてくれる役者が必要」と自論を呈すると、「三人はそういう人たちだったことがこの映画で生かされているし、(3人を迎えられて)幸運だったと思う」と思いの丈を口にした。
また、見どころを尋ねられると、行定監督は「泉はすぐに土下座しちゃうからね。とんでもない子ですよ」と意外なシーンを暴露。松本は「架純ちゃんの表情が崩れる姿」を挙げると、「体当たりで演じられているぶん、(表情の崩れるさまが)如実に出ているので、観ている皆さんが共感してくださると思います」と有村の迫真の演技を称えるコメント。それを受けて有村は、「葉山先生に対して『何なんだろう、この人は』という思いもあったし、複雑でした。憎しみはないけど、あるみたいな思いもあったので……」とさまざまな感情が渦巻いていたことを語っていた。(取材:錦怜那)
映画『ナラタージュ』は10月7日より全国公開