生粋のドラクエマニア新井浩文、同士への対応が優しすぎ!
29日、ユナイテッド・シネマ豊洲で開催された発売中の人気ゲーム「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(以下、ドラクエXI)のイベント「カウントダウンカーニバル番外編 ~ネタバレするとはなにごとだ!~ ネタバレイトショー」に登壇した新井浩文が、ドラクエファンという同士に対しての優しい一面をのぞかせた。
新井は、ドラクエシリーズは2からは全てやりこんでいるというほどのドラクエマニア(シリーズ第1作のプレイ時は幼すぎたため、「ふっかつのじゅもん」の裏技を使ってクリアしたとのこと)。今回のイベントに関しても、出演を希望するあまり、この時間別の仕事が入らないように死守し続けたという。
この日はゲームデザイン&シナリオを務めた堀井雄二や、プロデューサーの齊藤陽介、ディレクターの内川毅、PS4版プロデューサーの岡本北斗、3DS版プロデューサーの横田賢人らドラクエXIの製作陣が一挙登壇。さらにイベントでは会場のファンの一人と新井のどちらが、敵キャラとの戦闘をより短いターン数でクリアできるかという企画も。
企画では観客側が勝利した場合には、その人にキャラクター「クルッチ」たちのぬいぐるみがプレゼントされるという予定だったが、これに新井は「うちの方からも一つつけていいですか?」と希望。自身が出演している映画『斉木楠雄のΨ難』のペア鑑賞券をつけたいと、ドラクエのイベントではあるが開発陣とは別のプレゼントをプラスすることを提案した。
しかしその一方で企画がスタートすると、新井はドラクエXIもPS4版・3DS版両方購入し、キャラクターを全員レベル90台まで育てたという腕前を発揮。会場のファン代表には福岡から来た男性が選ばれたが、彼にも全力で、ゲームファンの間では知られている強力コンボ(魔力かくせい→レディファースト→マダンテ)を決めて、勝利をもぎとった。だがせっかくなので……ということで、参加者に開発陣から「クルッチ」のぬいぐるみが贈られると、新井はさっと「『斉木』観ます……?」と声掛け。「それじゃあ後でちょっとこっそり……住所を書いておいてください」とドラクエ同士への気遣いを見せ、これには開発陣からも「優しいー」という声が飛んでいた。
またイベント終了時には「普段映画というものをやっているんですけれども、技術・経験・才能など全てが必要なのですが、行きつくところは結局人柄だと思っていて。大好きなドラクエを作っている人たちがとてもステキな人柄の人たちで本当に光栄でした。ありがとうございます」と充実した表情を見せていた。(取材・文:編集部・井本早紀)