川栄李奈、直球の悪役に歓喜!ピエール瀧と日本昔話風ハリウッドアニメ『KUBO』吹替え
川栄李奈とピエール瀧が、アカデミー賞にもノミネートされたアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の吹替え声優を担当することが明らかになった。そのほか主要キャラクターの声優には、アニメ「クレヨンしんちゃん」のしんのすけ役で知られる矢島晶子や、田中敦子、羽佐間道夫など本格派声優たちが集結する。
本作は『コララインとボタンの魔女 3D』などを手掛けたアニメーションスタジオのライカ制作によるストップモーションアニメ。古代の日本を舞台に、魔法の三味線で折り紙を操る片目の少年クボが、自分の出自にまつわる謎をめぐって大冒険を繰り広げる作品で、物語やキャラクターに、日本の伝統や昔話からの影響が色濃く反映されている。
川栄が担当するのは、クボを執拗に襲う不気味な敵役・闇の姉妹。女優として目覚ましい活躍を見せるなか、久々の声の仕事となるが、「映画の中で一番怖くて不気味」というヒール役を務め「初めて、ここまで直球の悪役だったので、自分なりの“怖さ”や“恐ろしさ”を頑張りました。元々ホラー映画が大好きなので、怖いキャラ自体はとってもテンションがあがりまし(笑)!」と喜ぶ。
一方、クボと一緒に旅をする、クワガタの侍を担当したピエールは、もともとライカのファン。「想像を超える技術を持ったライカのアニメーションはとにかく別格で、全ての映像、演出において妥協せず、最高のものを届けるためにその環境を作っているライカの懐の深さに感動を覚えますし、リスペクトしています。今回の作品に参加することによって、そのライカの一員になれた事を光栄に思っています」と感激の言葉を述べると、日本がルーツの本作について「入念な日本の研究によって、細部まで丁寧に日本を再現しています。素直に日本人には絶対見てほしい作品だと思っています」と語っている。
矢島は主人公のクボ、田中はクボと旅をするサル、羽佐間は物語のカギとなる月の帝の声を担当。監督はライカのCEOで、現在は『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ映画『バンブルビー(原題)/ Bumblebee』を撮影中のトラヴィス・ナイトが務めた。(編集部・入倉功一)
映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日より新宿バルト9ほか全国公開