SWもSNS新時代?公式より監督ファーストだった“例外タイトル”
現在新3部作・新スピンオフを製作している世界的人気シリーズ『スター・ウォーズ』だが、発表の仕方も新時代を迎えている? 18日、ハン・ソロを主人公にした『スター・ウォーズ』スピンオフ映画のタイトルが、『ソロ:ア・スター・ウォーズ・ストーリー(原題) / Solo: A Star Wars Story』(2018年全国公開)に決定したことが明らかになったが、それはシリーズの公式サイト「StarWars.com」などではなく、ロン・ハワード監督のTwitterによって発表されたものだった。
『スター・ウォーズ』シリーズのタイトル発表は、その作品で描かれるテーマの象徴にもなるため、世界中のファンが待ち望んでいる情報。そしてシリーズ公式サイト「StarWars.com」や同サイトのTwitterやFacebook、もしくは配給のディズニーから発表されるということが通例のようになっていた。
新三部作の第1章『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の正式タイトル発表時はシリーズの公式Twitterが公表(2014年11月)、スピンオフ第1弾『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のタイトル『Rogue One』は公式サイトで明示(2015年3月)、そして今年年末に上映される新三部作第2章『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の作品名は配給と公式サイトによって同時に発表されている(2017年1月)。
だが今まで公式や配給が担当していたこの副題&タイトル発表を、今回のハン・ソロスピンオフ『ソロ:ア・スター・ウォーズ・ストーリー(原題)』においては、ハワード監督のTwitterで、いの一番にされたのだ。
長らくタイトル未定だったものが、公式や配給ではなく、監督のSNSによって発表されるという“例外”が起きた今回。1977年からのエピソード4~6、1999年からのエピソード1~3の今のようにSNSが発達していなかった時代は置いておくとしても、これまでの流れを顧みるにまさに驚きの展開だったのではないだろうか。
シリーズ公式サイト「StarWars.com」のスピンオフ映画タイトルに関する記述も、「今日サプライズなアナウンスがあった。ロン・ハワード監督が、タイトル未定だったハン・ソロ映画の名前を明らかにしたのだ」と記されており、あくまでもハワード監督ファーストであったことがうかがえる文章となっている。なおスピンオフ映画では若きハン・ソロと相棒チューバッカの冒険、そして悪友ランド・カルリジアンとの出会いが描かれる予定だ。新3部作本編でも新たな世代が登場している『スター・ウォーズ』シリーズだが、別の部分でも新たな風が起こっている可能性を感じさせる。(編集部・井本早紀)