ハリソン・フォードが客席から登場!笑顔でサインに応じ、ファン歓喜
来日中のハリソン・フォードが24日、都内で行われた映画『ブレードランナー 2049』のジャパンプレミアに共演のアナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、メガホンを取ったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と出席。登壇者を引き連れ劇場の客席から姿を見せたハリソンのサプライズにファンは驚き。ファンから「ハリソン!」と黄色い声援を飛ぶ中で、ハリソンはサインや握手の要求に笑顔で応じていた。
【画像】超セレブだけど!イベント中、ファン対応するハリソン・フォード
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の30年後の2049年を舞台に、違法レプリカント(人造人間)処分の任務に就く主人公が巨大な陰謀に巻き込まれる様子を活写する本作。ハリソンは前作同様、過酷な宇宙開拓から逃亡して人間社会に紛れ込んだ人造人間“レプリカント”を追う専門捜査官“ブレードランナー”の一員、デッカードを演じている。
「今日ここに来られたことを誇りに思います」とファンに手を振り、あいさつをしたハリソン。本作のオファーが来た時のことを振り返ると、「本当にスペシャルな映画、厚みもある作品で、こんな素晴らしい作品に出演できたことを自分でも誇りに思います」としみじみ。
リドリー・スコットからオファーをもらった時は驚いたといい、「突然、わたしにリドリー・スコットから電話がかかってきたんです。驚きました。というのもそもそも彼はあんまり電話をかけてこないタイプだったので」と笑顔で述懐。「デッカードをもう一度やらないかと話がありまして、まずはシナリオを読ませてくれと話をしました。シナリオはまだできていなかったので、原作である短編小説を読み、素晴らしい話だなと思いました」と出演の経緯を説明していた。
また「その後、シナリオも出来てきて、これもとても素晴らしい仕上がりで。スタッフも優秀な人が集まっていた。わたしも出演しようということになりました」と述べると、作品について「人間関係が素晴らしく面白い内容になっているし、エモーションを震わせるような人間の絆もよく描かれている。ストーリーも練られていて、描かれる世界も複雑でユニークだと思います」と大絶賛。
第1作の時は作品に登場する都市などのビジュアルのコンセプトが日本の新宿であることも話題となったが、ヴィルヌーヴ監督は「日本という国の文化からの影響は1作目から顕著だった。それをわたしも受け継いでいるので、今回も全編を通して日本からの影響を感じられる作品になっていると思います」と日本のファンにメッセージ。
女性陣も華やかな衣装でファンを魅了。シルヴィアは「この役が決まった翌日から、わたしにはトレーナーがつきまして、そこからは毎日トレーニングでした。マーシャルアーツもやりました」と撮影前の準備期間を振り返り、「たいへん痛みも感じましたし、過酷なトレーニングでしたけど、見かけはもちろん、感覚的にもこのトレーニングを通してわたしは強くなったというフィーリングを得ることができました」と笑顔。アナも「脚本を読んだ時はミステリーな役柄で、どうやって演じるか想像もつきませんでした」と自身の役どころを楽しそうに振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)
『ブレードランナー 2049』は10月27日より全国公開