三浦春馬の衝撃的なハジケっぷりが話題
14日よりスタートとなった連続ドラマ「オトナ高校」(テレビ朝日系・毎週土曜夜11時5分~)で、ある秘密を持つ東大卒のエリート銀行員にふんする三浦春馬の弾けっぷりが話題になっている。
深刻な少子化問題に歯止めをかけるための政策として、性体験のない30歳以上の男女は第二義務教育として公的教育機関「オトナ高校」に強制的に入学させられる日本を舞台にした本作。三浦が演じるのは、高身長・高学歴・高年収のエリートだが、実は女性との経験がなく「チェリート」という屈辱的なあだ名をつけられる30歳の荒川英人。偶然にも上司の部長・権田(高橋克実)とともに「オトナ高校」の生徒と、銀行マンとしての二重生活を続ける設定だ。
21日に放送された第2話では、“スポーツ交流”を通してクラスの中から恋愛対象ナンバーワンを選び、校内恋愛に挑戦する試みが行われた。しかし、英人は実は運動音痴。プライドの高い彼はその事実が露呈することを恐れ、ケガを装って授業を見学するという姑息な手段に。一方、英人が誤って「恋愛対象ナンバーワン」の相手に渡すカードをキャリアウーマンの真希(黒木メイサ)に渡してしまったことから、真希は英人が自分に好意があると思い込み、なぜか英人は真希を追いかけている格好に……。
勤務中はバリっとしたエリートだが、「オトナ高校」では恋愛に不器用な三枚目になり下がる英人の二面性を演じ分ける三浦の好演が好評で、ドラマの公式InstagramやTwitterには「今までに無い役で新しい扉開いた感じですね」「春馬くんの新境地!バンザイ!!」「春馬くんにこんな役やらせないで!と思ったけど、すんなりやりこなしてて、役者魂みました!!さすが」と絶賛の声が続々。
また、告白していないのに「なぜか(真希に)フラれたことになっている」とパニックに陥る英人の“心の声”も人気で、“痛い女”とドン引きしながらも不倫相手の上司に都合のいい女扱いされる真希に同情を覗かせたり、英人なりの正義や思いやりが見え隠れする様子に、「英人君ていけ好かない嫌な奴かと思ってたけど意外と素直だし優しいとこあるんですね」「エリートなのに単純で不器用な英人くんのキャラがかなり好きになって来ました」とその成長ぶりに感じ入る声も多くみられた。第2話のラストでは、真希と共謀して「卒業」を試みるが、恐ろしく勘の鋭い校長・嘉数(杉本哲太)から突き付けられたまさかの“最終テスト”に失敗。またしても純情な一面を見せた。
映画『永遠の0』(2013)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)やテレビドラマ「僕のいた時間」(2014・フジテレビ系)、「わたしを離さないで」(2016・TBS系)、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017)など近年凛々しい、シリアスな役を多く演じてきた三浦だが、本作ではガラリと異なる役どころを体当たりで熱演。そのギャップが大いにウケているようだ。(編集部・石井百合子)