ベテラン女優が大きな存在感!東京国際映画祭レッドカーペットで輝く
第30回東京国際映画祭
第30回東京国際映画祭のオープニングイベントが25日、六本木ヒルズで開催され、Japan Now 部門女優特集「Japan Now 銀幕のミューズたち」の安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいが注目を浴びるなか、松坂慶子、筒井真理子、飯島直子、常盤貴子らベテランの域に達した女優たちも大きな存在感をみせた。
最初に登場したのは、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」で審査員賞を受賞した『淵に立つ』など実力派ベテラン女優として日本映画界に欠かせない存在である筒井。映画『飢えたライオン』での参加となったが、黒いシックなワンピースで登場すると、ファンの写真撮影やサインに笑顔で応じるなど映画祭を楽しんでいるようだった。
筒井と同じ黒の衣装で登場した飯島は、映画『巫女っちゃけん。』での参加。伝統的な巫女さんの格好の広瀬アリスとは正反対の、胸元と背中が大胆に開いたドレスでファンの歓声を浴びていた飯島は「わたしは、子どもを捨てて好き勝手に生きる役を演じました」とエッジの効いた役柄を楽しんでいるようだった。
続いて登場したのは、黒を基調としつつも、明るい柄が印象的な常盤。大林宣彦監督作『花筐/HANAGATAMI』を引っさげてのカーペット参加となったが「大林監督が命を懸けて映画を撮っている姿に感動しましたし、その姿を伝えていかなければいけないという使命感があります」と真摯なまなざしをみせると、夫・長塚圭史と本作で共演したことについて「『思ったほど緊張しないもんだね』って話していました」と照れくさそうに語っていた。
筒井、飯島、常盤が黒のドレスで登場するなか、オープニングスペシャルフッテージ上映を行う『空海-KU-KAI-』で参戦の松坂は和装で貫禄をみせると「長年あこがれていたチェン・カイコー監督の作品に参加させていただけて光栄です。愛と美に酔わせてくれる作品です」とファンの期待をあおっていた。(磯部正和)
第30回東京国際映画祭は11月3日までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか各会場で開催