『ライオン・キング』ラフィキ声優、死去
米テレビコメディーシリーズ「ミスター・ベンソン」で主人公ベンソン・デュボイスを演じたロバート・ギロームさんが10月24日(現地時間)、前立腺がんの合併症のため89歳で亡くなった。妻のドナ・ブラウン・ギロームが明らかにした。
【写真】ロバートさんが声優『ライオン・キング/ディズニー デジタル 3D』
ロバートさんは1927年ミズーリ州セントルイス生まれ。大学進学後は米陸軍に従軍し、その後、俳優の道に進む。数々の舞台経験を経て1977年に人気ミュージカル「ガイズ&ドールズ」でトニー賞にノミネート。世間に名をはせたのは1976年から1986年まで放映された「ミスター・ベンソン」の主人公ベンソン役で、お茶の間の顔となった。
映画では『ライオン・キング』で年老いたヒヒ、ラフィキの声優に挑戦し、ティム・バートン監督作『ビッグ・フィッシュ』ではベネット医師を演じた。
1984年にはテレビ業界での活躍をたたえられ、ハリウッド殿堂入りを果たしている。さまざまな分野で活躍し、多くの黒人俳優にも影響を与えたロバートさんのご冥福をお祈りします。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)