あの猟奇殺人鬼が戻ってきた…『ソウ』7年ぶり新作が首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(10月27日~10月29日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気ホラーシリーズの第8弾にして7年ぶりの新作『ジグソウ:ソウ・レガシー』が興行収入1,664万452ドル(約18億3,044万9,720円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
「命を粗末にしている人間に、その大切さを教えること」を目的に、猟奇殺人鬼ジグソウが仕掛ける世にも残虐なゲームを描いた本シリーズ。新作には10年前に死んだと思われていたジグソウ(トビン・ベル)も登場し、『デイブレイカー』のピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟監督がメガホンを取った。ブランクはあったが製作費1,000万ドル(約11億円)は初週で回収するなど、ハロウィーン時期に堅調な強さを見せている。
そのほかの初登場組は苦しい出足となっており、マイルズ・テラー主演で兵士のPTSDを題材にしたドラマ『サンキュー・フォー・ユア・サービス(原題) / Thank You for Your Service』が興収381万7,700ドル(約4億1,994万7,000円)で6位、ジョージ・クルーニー監督&マット・デイモン主演のクライムコメディー『サバービコン(原題)』が興収284万246ドル(約3億1,242万7,060円)で9位。全体的にも低調な週末となった。
今週は、マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』や、ヒットコメディー『バッド・ママ』の続編『ア・バッド・マムズ・クリスマス(原題) / A Bad Moms Christmas』などが公開される。(編集部・市川遥)
10月27日~10月29日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ジグソウ:ソウ・レガシー』
2(1)『タイラー・ペリーズ・ブー2!:ア・マディア・ハロウィーン(原題) / Tyler Perry's Boo 2! A Madea Halloween』
3(2)『ジオストーム』
4(3)『ハッピー・デス・デイ(原題) / Happy Death Day』
5(4)『ブレードランナー 2049』
6(初)『サンキュー・フォー・ユア・サービス(原題) / Thank You for Your Service』
7(5)『オンリー・ザ・ブレイブ(原題) / Only The Brave』
8(6)『ザ・フォーリナー(原題) / The Foreigner』
9(初)『サバービコン(原題)』
10(7)『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』