スピードワゴン小沢、SW悪役を揶揄「ゆとり世代みたい」
スピードワゴンの小沢一敬が9日、都内で行われた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の復習上映会に出席。同シリーズの大ファンであるという小沢は、シリーズの魅力や思い出をユーモアを交えて熱っぽく語ったが、最新シリーズのダークヒーローであるカイロ・レンの話題になるとさらにヒートアップ。精神的不安定さを秘めたレンの魅力を「ちょっとゆとり世代みたい」と揶揄するなど小沢節全開のトークで会場を盛り上げた。
最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の全国公開を来月に控え、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をもう一度劇場で観ようという趣旨で開催された本イベント。壇上には相方の井戸田潤や、カイロ・レンの日本語版吹き替えを担当する声優の津田健次郎も出席。津田は前作のアフレコを振り返ると、「(カイロ・レンは)赤のライトセーバーが印象的。最初はいかつい感じで出てくるんだけど、実は不安定なところもあって、そこが悪役としての魅力を引き立てている。ディレクターと話し合いながらそのへんのところを丁寧に演じました」とコメント。ヒロインのレイの魅力についても「前作を見返したらずっと走っていて……。あのあたりのフレッシュ感が新鮮。新しいスター・ウォーズという感じがしました」と絶賛した。
小沢は津田のトークに割って入る形で「僕はすっぴんの女子が好きで……ああいう自然体な女性いいですね」とやはりレイを絶賛。カイロ・レンについては「ゆとり世代みたい」と表現すると、「前作観ながらゆとってんな~って。単純なヒーローではなく、そういう弱さがあるから魅力が出るのかなって」とニヤニヤ。「若い頃の自分を見ているよう。自分がギザギザハートだった時代のね」とも話して周囲を笑わせた。
小沢はまた、東京に上京したての頃、井戸田の誕生日にR2-D2のラジコンをプレゼントしたエピソードなども披露。「地球に聖書があるように、宇宙にも神話がある。みんなに観てもらいたい作品。今日のような機会があってファンとしても嬉しい」と笑顔。津田も「子供の頃にエピソード4から5、6と続けて観て、段ボールでダース・ベイダーを作ったくらい好きでした」と話すと、「当時は工事現場の赤色灯がライトセーバーだと思って欲しくて欲しくて」と思い出を語っていた。(取材・文:名鹿祥史)
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日より全国公開