『鋼の錬金術師』カギを大泉洋が握る!原作とは異なる新展開も
映画『鋼の錬金術師』のポスタービジュアルが公開された際に、ネットで話題を呼んだ一人がタッカー役の大泉洋だが、映画では原作のストーリー以上に物語のカギを握る一人として描かれていることがわかった。
大泉が演じているタッカーは、劇中でキメラ(合成獣)研究の権威として登場。主人公のエドワード(演・山田涼介)は、錬金術におけるタブーを犯して失った自分の体の一部と弟の体を取り戻すため、タッカーの知識を求めに彼の自宅兼研究所へ向かうことになる。
映画では原作通り、一人娘のニーナと飼い犬のアレキサンダーと暮らすパパとして温厚そうで優し気な表情を見せるも、ある大きな秘密を抱えた人物として現れるタッカー。そして漫画ではおよそ1話分の出演で強烈なインパクトを残すことになるが、映画版の彼には原作とはまた異なるシチュエーションでも重要な役割が与えられている。またタッカーとエドを引き合わせる人物は、原作のマスタング大佐から映画ではハクロ将軍(演・小日向文世)に変更されており、それぞれのキャラの原作の動き方と映画版を比較してみても、新たな発見が生まれそうだ。
原作と違う設定も織り交ぜつつ映画を制作した曽利文彦監督は、「原作ファンの方はもちろん、知らない方にも楽しんでほしいという思いがありました」と説明。さらに「そして原作をトレースするような再現フィルムにはしたくはありませんでした。新たな驚き、原作に近いけれども新鮮なストーリーを盛り込むなど、新たなアプローチをしています」と語っている。(編集部・井本早紀)
映画『鋼の錬金術師』は12月1日より全国公開