多数受賞の製作陣が「リトル・ドラマー・ガール」ドラマ化に参加
1983年に出版された小説「リトル・ドラマー・ガール」のドラマ化に、数々の賞を受賞したミニシリーズ「ナイト・マネジャー」の製作陣が参加するとDeadlineなどが報じた。
原作は「ナイト・マネジャー」と同じジョン・ル・カレで、6エピソードで製作されるとのこと。本作では、映画『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などで知られるパク・チャヌクが初めてテレビドラマの監督を務める。
中東情勢の緊張が高まっている1970年代を舞台にした「リトル・ドラマー・ガール」は、諜報と国際的陰謀を描く愛と裏切りのストーリー。「ル・カレ作品の中でわたしが一番好きなのが『リトル・ドラマー・ガール』です。非常に胸が痛む、スリリングなロマンスが物語の核にあります。これによって、この作品は国境と言語を超えた普遍的なものとなっており、今もなお受け入れられているのです」とパク監督はコメントしている。
主人公の若き女優チャーリィを演じるのは「女刑事マーチェラ」に出演していたフローレンス・ピュー。彼女についてパク監督は、最近見た中で最もエネルギッシュな女優だと語っている。
同小説は1984年にダイアン・キートン主演で映画化されている。(澤田理沙)