キャリー・フィッシャーさん、ルーク&ハン・ソロへの最期のメッセージ
昨年12月に亡くなった、映画『スター・ウォーズ』シリーズのレイア姫役で知られる女優のキャリー・フィッシャーさんが、最後の出演作となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の現場で語ったメッセージが公開された。
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マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、ハリソン・フォード(ハン・ソロ)と共に、シリーズを象徴する存在として今もファンに愛されるフィッシャーさん。2人とイベントなどに登場した際には、まるで本当の恋人や兄妹のように仲が良い姿を見せ、その関係をマークも「僕らはお互いが好きで、お互いを批判し合い、お互いを嫌いだと思ったりもした。兄妹のように」と振り返っていた。
また、恋人役のハリソンとは、旧三部作の撮影時、不倫関係にあったことも告白していたフィッシャーさん。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)では、夫婦になったハン・ソロとレイアが描かれ、「私はハリソンとの関係性を気に入っていたし、とても良いコンビだから、2人の関係がもっと描かれることを望んでいたのよ」と心から喜んでいたという。さらに同作で、ハン・ソロが悲劇的な運命を迎えたことについても「彼がいなくて寂しいわ。みんながそう思っている。彼がそばにいると楽しいものね。とても強い存在感があるから」と愛にあふれる思いを語っていた。
一方、レイアの兄であるルークを演じたマークについては、「いつもマークのことをルークとして見ているの。マークと私は本当の兄妹のような関係よ。『スター・ウォーズ』で描かれている私たちの関係と現実の関係はほとんど同じなの」と発言。フィッシャーさんもマークを本当の兄妹のように思っていたという。
『最後のジェダイ』の撮影中、2人はどちらが早くTwitterのフォロワー数が100万人を超えるかを競い合っていたといい、その勝負にはマークが勝利。マークはフィッシャーさんに「君の問題点は不可解な絵文字を使いすぎることだと言ってやったよ」と言ったことを明かしている。そんなマークへ、彼女が遺した言葉は「私がレイアなのか、それともレイアが私なのかも。マークとはお互いに、いたわりあっているのよ」という優しい言葉だったそう。いつも冗談を言い合い兄のように慕っていたマークに対する本心だったのかもしれない。(編集部・入倉功一)
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日より全国公開