ウメハラがぁ!決めたー!「ストII」が生んだプロゲーマーを追った映画、来年3月公開へ
梅原大吾、ももち、ジャスティン・ウォン……人前でゲームする姿を見せることを生業とする「プロゲーマー」たちの姿を追った、ドキュメンタリー映画『リビング ザ ゲーム』の日本公開が2018年3月に決定した。
「俺より強い奴に会いに行く」のキャッチコピーでも知られる、日本が生んだ格闘ゲーム「ストリートファイターII」をきっかけに、1990年代に巻き起こった対戦型格闘ゲームブーム。コマンド操作での複雑な駆け引きは人々を熱狂させ、全世界の若者をトリコにし、「ストII」はプロゲーマーという職業を誕生させる原点にもなった。
プロゲーマーは、ゲーム関連企業などをスポンサーとし、世界各地で行われるゲーム大会を転戦して賞金を獲得することを仕事としている。そしてその中にもカリスマ的人気を誇るスタープレイヤーが存在する。今回の映画にも登場する、ラスベガスで毎年開かれる最も権威ある格闘ゲーム大会「Evolution」(以下、EVO)で2度の連続優勝を果たし、ビーストの異名を持つ梅原。そして彼に熱きライバル心を燃やし、恋人でプロゲーマーのチョコブランカと共に格闘ゲーム界の頂点を目指す、ももち。そして梅原とEVOを語る上で外せないアメリカのプレイヤー、ジャスティン。
大人たちからは理解されにくい自身の職業に葛藤しながらも、それでも格闘ゲームに生き、世界中をわたり観客たちを熱狂させる彼らの姿を追うため、今作では日本と台湾による国際共同制作体制が結成。スタッフに日本人、台湾人、オーストリア人、ドイツ人という国籍を越えたチーム編成が実現した。そして1年以上にわたり、これまで見たこともないプロゲーマーたちの光と影に密着を行った。
さらに映像中には台湾が誇るトッププレイヤーのゲーマービー、EVO2014のウルトラストリートファイターIV部門で優勝したルフィ(フランス)も登場するとのこと。彼らと戦ってきたほかの有名ゲーマーたちも登場するのかも気になるところだ。(編集部・井本早紀)
映画『リビング ザ ゲーム』は2018年3月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開