ディズニー、フォックス買収で合意間近 ‐米報道
ディズニーによる21世紀フォックスの事業買収が合意間近だと、米CNBC局が報じた。早ければ来週にも発表があるという。
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フォックスが売却予定なのは、映画スタジオの20世紀フォックス、テレビ番組製作ビジネス、ナショナルジオグラフィックやFXといったケーブルテレビ局、動画配信サービスHuluの株式、スカイ&スターの株式、ローカル向けのスポーツチャンネルだ。買収額は600億ドル(約6兆6,000億円)以上になると見られており、フォックスに残るのは、ニュースおよびビジネスニュース部門とフォックス放送、FOXスポーツだけとなる。(1ドル110円計算)
20世紀フォックスは『デッドプール』をはじめとした『X-MEN』シリーズやジェームズ・キャメロン監督が製作を進めている『アバター』(第5弾まで予定)も所有しており、このまま買収がまとまればこうした作品もディズニーのものに。ディズニーは2006年にピクサーを、2009年にマーベルを、2012年にルーカス・フィルムを買収して大成功を収めている。
また、ディズニーは2019年より独自のストリーミングサービスをスタートさせる予定で、フォックスの買収によってコンテンツを強化し、Huluのコントロールも握り、同業界大手のNetflixなどに対抗するつもりのようだ。(編集部・市川遥)