松嶋菜々子、照れっ!初共演の阿部寛「やっぱ超きれいだな」
松嶋菜々子が「新参者」シリーズ最終章・映画『祈りの幕が下りる時』日本橋レッドカーペットイベントに登場し、劇中で阿部寛演じる加賀恭一郎がつぶやく「やっぱ超きれいだな」というセリフの話をふられ、照れるひと幕があった。この日は溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、伊藤蘭、小日向文世、福澤克雄監督も出席した。
【写真】『新参者』レッドカーペットイベントに登場した松嶋菜々子
2010年に連続ドラマとしてスタートした「新参者」シリーズは、本作でフィナーレとなる。レッドカーペットイベントは、同シリーズの舞台となった“聖地”日本橋で行われた。会場にはおよそ50メートルのレッドカーペットが敷かれ、500名のファンが集合。そこに豪華キャストが登場すると、会場は大盛り上がりとなった。
今回のフィナーレについて尋ねられた阿部は「8年間ほどやらせていただきました。それまで僕はエキセントリックで変わった役が多かったんですが、ここまでまっすぐな役をやることはなかった。加賀恭一郎という役は、何年か一度に、役者の芯として帰ってこられるような役でした。それが終わってしまうのはさみしく思いますが、すばらしいキャスト、スタッフとともに、すばらしい作品に仕上がったと思います」と晴れやかな顔を見せた。
阿部と松嶋は初共演となり、松嶋のイメージを聞かれた阿部は「本当に勝手なイメージだったんですが、『家政婦のミタ』のようなクールで固い人なのかと思ったら全然そんなことなかった。あたたかいものを感じましたし、お芝居としてやりやすかったです」とコメント。松嶋も「また違った役でご一緒したいですね」とラブコールを送った。
本作の劇中では、松嶋演じる舞台演出家に向かって「やっぱ超きれいだな」と加賀がつぶやくシーンがある。このシーンは福澤監督が急きょ追加したシーンで、「そりゃ美しい方なんでね。僕は加賀恭一郎のちょっとおちゃめでかわいいところが好きなんで、阿部さんと相談させて書かせていただきました」と説明。さらに阿部が「本当に言いやすかったです。あのシーンも一発オーケーでした」と続けると、松嶋も「もう聞かないでもらっていいですか? 役柄がそういう設定ですので……」と照れて赤らめた顔を隠す場面も。終始、大盛り上がりのレッドカーペットイベントとなった。(取材・文:壬生智裕)
映画『祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日より全国公開