新シーズン発表時期にライバル激怒！「ビッグ・リトル・ライズ」

　米テレビドラマ「ビッグ・リトル・ライズ　～セレブママたちの憂うつ～」の第2シーズンの製作を発表したHBOに、ライバルが激怒していると The Hollywood Repoter が報じた。

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　同ドラマはニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーン主演のリミテッドシリーズとして製作され、今年8月に最優秀リミテッドシリーズを含むエミー賞を8つ獲得する大ヒットとなった。しかし、第2シーズンで同じ俳優が同じキャラクターを演じ、ストーリーが続くとなった時点で、本作品はリミテッドシリーズではなくなってしまう。

　問題はHBOが、放送映画批評家協会賞、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞のノミネーションの投票締め切りを過ぎるまで第2シーズンの発表を待っていたこと。実際、放送映画批評家協会賞では最優秀リミテッドシリーズを含む5つのノミネーションを獲得。ゴールデン・グローブ賞に至っては、最多となる4部門6ノミネートを獲得し、ここでも最優秀リミテッドシリーズ候補に挙がっている。

　The Hollywood Reporter が言う“激怒している競争相手”が他局なのか、他リミテッドシリーズドラマの制作会社なのか、両方なのかは明らかではないが、いずれにしてもチャンスを奪われた作品があったことは確かだ。

　全米プロデューサー組合賞は今回の論争に対処することにし、同ドラマをリミテッドシリーズからテレビシリーズにカテゴリーを移したうえで、投票をし直すことを決定。すでに組合に返送された投票用紙はすべて無効とされ、一からやり直すという。全米プロデューサー組合賞のノミネーションは2018年1月5日（現地時間）に発表される。（澤田理沙）