中井貴一、坂田師匠の「結婚したい」を全面バックアップ!?
俳優の中井貴一が17日、イイノホールで行われた映画『嘘八百』完成披露試写会に、佐々木蔵之介、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、芦屋小雁、近藤正臣、武正晴監督と登壇。芸達者なメンバーが多数そろった舞台あいさつに中井は「これは正解なんですかね。やっぱり舞台あいさつは5人までだね」と苦笑いを浮かべるも、あいさつ中に「結婚したい」と連発していた坂田や木下に対して「もしこの二人と結婚しても良いという方がいましたら、受付にお申し付けください」と座長らしい(!?)一面を見せていた。
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本作は、『百円の恋』の武正晴監督が、中井貴一、佐々木蔵之介をダブル主演に迎え、「幻の利休の茶器」を巡る騙し合いを描いたオリジナルコメディ。空振りばかりの古物商・小池を中井が、落ちぶれた陶芸家・野田を佐々木が演じる。
最初のあいさつから、それぞれ個性的なトークを展開する面々。映画の舞台あいさつに登場することがまれな坂田は「こういう機会は今後一生ないと思いますが、今日の目的は結婚相手を見つけに来ました。大阪ではおらへんので、東京で見つけないと。何でも言うてください、何でも買いまっせ」といきなり婚活宣言。すると、木下も「僕も結婚したいです。53歳なのですが、一度もしたことがないので……」と追随して客席を盛り上げる。
すると塚地も「金曜日に財布を落としてしまって……。青の長財布なのですが、広尾あたりで落としたと思うんです。今日は映画の話しというよりは、財布を捜してもらおうと思ってきたので……」と発言するなど、私情だらけのトークに、中井は「やっぱり舞台あいさつは5人までだな」と呆れ顔。
そんな中井だったが、森川から「今年のあたまにこの映画の撮影をしていたのですが、そのとき、わたしの中では大勝負だと思う作品のオーディションがあったんです。貴一さんにも相談していたのですが、結局落ちてしまいました。そのとき、貴一さんが『ダメで良かった。それに落ちたことで、他の仕事に出会うチャンスができたんだよ』と言っていただき、気持ちを切り替えたんです。その言葉どおり、今年はとても素敵な仕事に出会えました。貴一さんのおかげです」と感謝を述べられると「負けて勝つということもあるからね」としみじみ語る。
緩急自在でハチャメチャな舞台あいさつだったが、佐々木は「こんなめちゃくちゃ感じですが、現場では真剣にやっていました。『嘘八百』という名前なので、嘘をついてでも『面白い映画』だとみんなに宣伝してください」と締めて会場を盛り上げていた。(磯部正和)
映画『嘘八百』は1月5日より全国公開