米Netflixが視聴者を心配するツイートで話題 ベタ過ぎるラブストーリーにネット大盛り上がり
米Netflixがテレビ映画『クリスマス・プリンス』を連日視聴している人たちを心配するツイートをして話題になっている。
「この18日間、『クリスマス・プリンス』を毎日視聴している53人の方々へ。あなたを傷つけたのは誰?」と公式Twitterでつぶやき、この作品に癒やしを求めている視聴者を気遣っている。
同作品は、架空のヨーロッパの王国の次期国王となるプレイボーイの王子と、彼を取材しに来たアメリカ人ジャーナリストの恋物語。スクープのために家庭教師のふりをするジャーナリスト、王位を狙う従兄弟、身分がばれて王子との恋が台無しになるなど、ベタ過ぎる内容が逆に受けたようだ。ネットには「ひどすぎるあまり最高」「クリスマス映画の新定番」とまで言われている。
「『クリスマス・プリンス』の感想。本当にひどかった。続編が待ち遠しい。もちろんクリスマス前にもう一度観る」「『クリスマス・プリンス』は温かいハグをもらうみたい。何が起こるかわかっており、何もかもがうまくいくと安心していられた」「ひどい脚本で、あり得ないストーリーの、クサすぎるクリスマスのロマンチック・コメディー大好き。Netflixの『クリスマス・プリンス』に星5つ」などのツイートで盛り上がっている。
Netflixは視聴データをめったに公表しないことで知られており、今回ツイートに使われた具体的な数字はジョークだと思われるが、中には顧客データを利用して笑いものにしたと怒っているユーザーもいるようだ。
一方、ジョークと解釈した人で、アニメ「ティーン・タイタンズ・ゴー!(原題) / Teen Titans Go!」を観過ぎていることを心配するツイートに対して、Netflixは「それは大丈夫」と返し、「わたしは『フレンズ』を何回連続視聴している?」との質問には「まだ足りないくらい」とつぶやいている。(澤田理沙)