「BLEACH」原作者を救った無名ファンレター、差出人ついに見つかる
漫画「BLEACH」の原作者・久保帯人が、11か月ぶりにTwitterを再開し、捜していたファンレターの差出人と連絡がついたことを明らかにした。
昨年11月、久保はTwitterで「BLEACH」連載10年目に身体を壊して連載を終えるべきか悩んでいた際に届いた1通の手紙について、漫画形式にして投稿していた。名前も住所も書かれていないその手紙は、余命1年半と宣告された闘病中の男の子からで、「BLEACH」が生きる力を与えてくれたという内容だったそう。しかし、そこには亡くなったらこの手紙を出して欲しいともつづられていたという。
久保は当時、心身共に参っていたが、その手紙に励まされたと振り返り、お礼が言いたいと差出人を探すことを決意。ファンに情報提供を呼びかけていた。今年1月には、差出人が見つからないため一区切りするとツイートしており、差出人が見つかることはないと思われていた……。
ところが、急展開を迎える。13日、久保は11か月ぶりにTwitterを更新し「11月初旬、Twitterでの呼びかけから1年、手紙の差出人の方と連絡がつきました。僕はてっきり差出人はご家族の方だと思っていたのですが、少年と同じ病院に入院していた友人の方でした。頂いた連絡で詳しいいきさつを伺い、愁眉を開く思いがしました」とついに差出人にたどり着いたことを報告した。
協力してくれたファンに「本当にありがとうございました」とイラストを添えて感謝すると、国内外のファンからは「見つかって良かったです」「思いは通じるんですね!」「きっと手紙を書いた少年もとても喜んでいると思います」と感動のコメントが殺到した。(編集部・梅山富美子)