『ベイビー・ドライバー』主演、劇中のスバルの車を頼み込んでゲット
エドガー・ライト監督のカーチェイス映画『ベイビー・ドライバー』で主演を務めたアンセル・エルゴートが、オープニングシークエンスで使われた真っ赤なスバル・インプレッサWRXがどうしても欲しく、プロデューサー陣に頼み込んだ末に手に入れていたことが明らかになった。
スバル・インプレッサWRXは、冒頭の銀行強盗後の逃走シーンで、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの曲「ベルボトムズ」のリズムと完璧にシンクロした圧巻のカーチェイスを繰り広げたあの車。本作における“もう一人の主役”といえる車だ。
米NBCのトーク番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」に出演したアンセルは「あの車をちょうだいってお願いし続けたんだ。『お金は払うし、何でもするから』と。しつこく言い続けて、メールし続けて……もし、人生で手に入れたいものがあるなら、しつこくし続けるんだよ。僕はそれで手に入れたんだ」と観客に人生のアドバイスを送りつつコメント。「プロデューサーたちに『ハーイ! あの車はどうなった? 買いたいんだ。買わせてよ』とメールを送り続けていたら約6か月後、僕の誕生日にくれたんだ」と念願かなってスバルを手に入れたと明かした。
ちなみに、この車は撮影のためにさまざまなバージョンが制作、使用されており、その中の1台は今年8月にオークションにかけられ6万9,100ドル(約760万1,000円・1ドル110円計算)で落札されていた。アンセルは本作の演技で第75回ゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディー/ミュージカル)にノミネートされている。(編集部・市川遥)