渋メン代表・舘ひろしが激ダサ男に…『終わった人』で新境地
「あぶない刑事」シリーズなどで知られ、渋カッコいい男の代表格ともいえる俳優の舘ひろしが、定年退職後無気力な男役に挑む映画『終わった人』の特報映像とティザービジュアルが公開。趣味なし・夢なし・仕事なし・居場所なし……とタイトル通りの「終わった人」にふんする舘の様子は、何とも言えない悲哀に満ちた姿となっている。
本作は内館牧子のベストセラー小説を原作に、『リング』『仄暗い水の底から』などをヒットに導いたホラーの名匠・中田秀夫が手掛けるコメディー。舘が演じる主人公・田代壮介の妻役には黒木瞳、壮介を惑わす美女・浜田久里役には広末涼子が決定している。
ポスタービジュアルから、「暇だ」とブランコで呆然とする定年後の無気力でダサすぎる男になりきり、これまでの彼からは考えられないような新境地の演技に挑戦している舘だが、特報ではそのダサさがさらに顕著に。清水ミチコ・温水洋一が演じる会社経営をしている山下夫妻にはすごい勢いで就職を拒まれてしまう場面や、遠くを見つめ涙を浮かべるシーンの舘の顔は演技だとは知っていても、もの悲しくなってしまう表情となっている。(編集部・井本早紀)
映画『終わった人』は2018年6月9日より全国公開