金髪美女が超絶クールアクション!リュック・ベッソンが見出した新ヒロインって?
数々の名作を手掛けてきたリュック・ベッソンが監督と脚本を務め、人気SFコミックを実写化した映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が、3月より公開される。スタイリッシュなアクションを披露するヒロインにふんした、カーラ・デルヴィーニュとは?
『レオン』ではナタリー・ポートマン、『フィフス・エレメント』ではミラ・ジョヴォヴィッチと、ブレイク女優の才能を開花させてきたベッソン監督。本作で彼が新たなヒロインに選んだカーラは、1992年、ロンドン出身。バーバリーやシャネルといった有名ブランドの顔となるなど、モデルとしては超一流。1月からはディオールのCMに出演し、Instagramのフォロワーは4,000万人を超える、まさに時代のアイコンと言える存在。
女優としてのキャリアをスタートさせてから、『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』や『スーサイド・スクワッド』など注目作に出演し、頭角を現してきた。カーラのことをモデル時代から知っていたというベッソン監督は、「身体的な能力や体力があるのか、演技はできるのか、本気でこの役をやりたいと思っているのかどうか、確かめなければならなかった」とあらゆる演技テストをカーラに課したといい、彼女はそれらをクリアして、見事にヒロインのローレリーヌ役を射止めた。
鋭い目で銃を掲げる場面写真からも伝わる通り、ローレリーヌはいわゆるおとなしいヒロインではなく、主人公のヴァレリアン(デイン・デハーン)と共に様々な宇宙人を相手にする強気なキャラクター。宇宙を守るクールなエージェントであるローレリーヌを演じるために、筋肉痛にもなったというカーラは、なんと上司・フィリット司令官役を務めたイギリスの名優クライヴ・オーウェンの顔を「100回くらい殴らなきゃいけなかったの」と衝撃の撮影裏話を明かしている。しかしながら「少なくとも2回は彼の鼻を殴ってしまったわ。私、距離感覚が特に優れているとは言えないから。クライヴには謝ったけど、彼がいい人で助かったわ」とほっと一安心? だったそう。
スーパーモデルとしても快進撃を見せてきたカーラだが、「この作品は世界中の観客を楽しませてくれると思う。息をのむすばらしい映像なの。観客はいろいろなキャラクターたちを見て圧倒されるはず。衣装、デザイン、アート、一つ一つのものにどれだけの力が注がれたことか。そのおかげで信じられないほどすばらしい映画になっているの」と本作に自信をのぞかせており、女優としての今後にも期待が高まる。(編集部・小山美咲)
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は2018年3月30日より公開