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野沢雅子、ブルマ役・鶴ひろみさんと最後に会っていた…悲しみの胸中告白

お別れ会の後、囲み取材に応じた野沢雅子
お別れ会の後、囲み取材に応じた野沢雅子

 2017年11月16日に、大動脈解離のために死去した声優・鶴ひろみさんのお別れ会「鶴ひろみを送る会」が13日、青山葬儀所にてしめやかに行われ、「ドラゴンボール」シリーズで孫悟空役などを務めている声優の野沢雅子が、故人を偲んだ。

【画像】「鶴ひろみを送る会」の祭壇には、ドラゴンボールが飾られた…

 野沢は「ひろみ、何回呼んでも、何万回呼んでも答えが返ってこないんだよね」と寂しそうに弔辞を読み始めると、「ドラゴンボールは7つそろえばなんでも望みをかなえてくれるんだけれど、でも今日はダメだった」とため息をつく。

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 鶴さんにとって、野沢は憧れの存在だったそうで「ひろみは『マコさんと一緒に仕事がしたかったんです。ドラゴンボールのオーディション受かりました』とうれしそうに話してくれた姿が、いまでもわたしのなかに残っています。とてもうれしかった思い出ですが、このことが一生の宝物になってしまいました」と涙ぐむ。

 さらに囲み取材で野沢は「弔辞のときは胸がいっぱいになって話せなかったのですが」と切り出すと、「実はわたしはひろみと最後に会った人物なんです。その日は『ドラゴンボール』の収録だったのですが、ひろみがやってきて、色紙にサインをしたんです。そのときも『マコさんが好きなので来ました』と話してくれていたのですが、まさかその後あんなことになってしまうなんて……」と視線を落とす。

 「とても男っぽくさっぱりしていている性格なのですが、誰よりも気遣いができる女性らしい面も持っている子なんです」と鶴さんを偲ぶと、「わたしは彼女が大好きでした。いま一番芝居に脂が乗っている時期だったので、いまでもなんと言っていいかわからない」と悔しさをにじませていた。

 「(鶴さんが演じた)ブルマとの出会いから『ドラゴンボール』は始まって、30年ですよ」と目頭を押さえると、最後は「オス、オラ悟空! ブルマ、いっぺいいっぺい楽しんでくれよな」と天国の鶴さんにエールを贈っていた。(磯部正和)

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