松本潤主演ドラマ、木村文乃の豹変シーンが凄すぎた
嵐・松本潤主演の連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS系、毎週日曜夜9時~)が、14日より放送スタートとなり、新キャラとして登場した木村文乃の意表を突くワンシーンが話題になっている。
本作は、裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)99.9%とされる刑事事件を、残りの0.1%の可能性を懸けて戦う弁護士たちの物語。2016年4月期に放送された前シーズンに続き、型破りな刑事専門の天才弁護士・深山大翔を松本、深山とチームを組むベテラン弁護士・佐田篤弘を香川照之が続投。新ヒロインに決定した木村文乃が、元裁判官の弁護士・尾崎舞子にふんする。
第1話は、父親が事件の容疑者として逮捕、起訴された加代(谷村美月)を連れ、その親友である舞子が斑目法律事務所を訪れるところからスタート。加代の父親・鈴木二郎(半海一晃)には彼が借金をしていた沢村ファイナンスの社長を殺害した容疑がかけられており加代と二郎は無罪を訴えていたが、舞子は裁判官時代の経験、調書などから二郎が犯人と確信。二郎に罪を認めさせ情状酌量を得ることが舞子の目的だった。
そんな舞子と、0.1%の無罪の可能性に懸ける深山は真っ向から対立。強引に検証を進めようとする深山を止めようとしても「君は依頼人でも担当弁護士でもないでしょう」と切り捨てられ、舞子は怒り心頭。しかし、舞子が有能であることに目を付けた佐田が「うちで弁護士として働けば深山と対等に渡り合える」と巧みな“交渉”をしたことから、舞子は急遽、期間限定で斑目法律事務所で働くことに。
普段はクールな舞子だが、深山のアイデアにより被害者が殺された状況を再現する場面では深山らのド肝を抜く“熱演”を披露。初めは棒読みで殺された社長を演じていた舞子だが、深山から「(忠実に現場を再現するために)もっと役になり切って」と言われるなり憑依演技を展開。沢村社長が「かなり横柄な態度だった」という情報をもとに、舞子は二郎役のパラリーガル・明石(片桐仁)を相手に、「おまえなめてんのか?」「お金は全額耳をそろえて持って来いって言っただろうが」「どうやって落とし前付けるんだこの野郎!」とドスの利いた声で罵詈雑言を繰り出し沢村社長になり切った。
舞子のあまりの鬼気迫る演技に、パラリーガルの中塚(馬場園梓)も「一体、誰をイメージしているんでしょうねえ……」とドン引き。視聴者も、舞子のギャップに「ふみのさんが殺害されたところを再現してるとこがすっごく面白かったです!」「文乃さん、凄い強烈な演技でしたね。(笑)」「途中の熱演爆笑でした」「文乃さんの横柄なキャラ、良かったです」と絶賛コメントを寄せており、「続編での演技は大変苦労だと思いますが、応援しています!がんばって下さい」など新ヒロインのプレッシャーを背負う木村へのエールも多く見られた。
生真面目で理屈っぽい舞子と、奔放で予測不可能な言動を連発する深山はソリが合わないようで、そんな2人の絶妙な掛け合いが好評を博している。(編集部・石井百合子)