『卒業』『ブレードランナー』の名カメラマン死去
映画『卒業』『ブレードランナー』などの作品に携わった名カメラマンのアルバート・ベッチャーさんが亡くなったことが明らかになった。97歳だった。
アルバートさんは、撮影監督の指揮の下でカメラの実質的な操作を担当するカメラオペレーターを数多くの作品で担当。『卒業』でのプールのシーンなどのほか、『ブレードランナー』や『スター・トレック』(1979)、『メカニック』(1972)などで印象的なカメラワークを生み出してきた。アルバートさんはその功績が称えられ、1990年に米カメラオペレーター協会で功労賞を受賞している。
米カメラオペレーター協会にアルバートさんの娘が語ったところによると、アルバートさんは昨年12月21日(現地時間)に、カリフォルニア州パサデナの自宅で安らかにこの世を去ったという。(編集部・井本早紀)