アカデミー賞誤発表の悪夢…司会続投に「気が狂いそう」なネタ映像
第90回アカデミー賞
昨年の第89回アカデミー賞で、作品賞のプレゼンターに間違った封筒が渡り、受賞作品ではない作品が読み上げられるという事件から約1年。昨年に続き、米人気コメディアンのジミー・キンメルが第90回アカデミー賞授賞式の司会をするということで、昨年の悪夢をパロディー化したユーモア溢れる動画で司会を務めることをアピールした。
ジミーは自身のTwitterと、司会を務める米ABCのトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」のYouTubeチャンネルに同じ動画を投稿。動画でジミーはカウンセリングを受けており、昨年の授賞式で作品賞が訂正された時の悪夢を見たり、名前を間違えられることに過剰に反応したり、大柄な男性がオスカー像に見えてきてしまうなど気が滅入っている様子を見せる。そして「気が狂いそうなのに、最悪なことにもう一度(司会を)やらないといけないんだ……どうすればいい?」とカウンセラーに告白。
しかし動画では、カウンセラーの相手はなんと昨年の作品賞のプレゼンターの1人だったウォーレン・ベイティというオチが。
さらにこの映像自体も、今年の第90回アカデミー賞に複数ノミネートされている映画『ゲット・アウト』のカウンセリングのパロディーとなっていたよう。ウォーレンは悩みを打ち明けるジミーに「ゲットアウト(家から出ていけ)」と言い放ち、寸劇の幕が引かれる。昨年のハプニングさえもパロディーにしてしまうジミーの気概はさすが人気コメディアンといったところ。昨年を乗り越えて、今年のアカデミー賞は嬉しいハプニングを期待したい。(編集部・梅山富美子)
第90回アカデミー賞授賞式は、3月5日(月)午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継